犬との暮らし

小型犬がいる家庭のソファ選びの条件

チワワ、トイプードル、ミニチュアダックス、ポメラニアンなど、小型犬を飼われている方の中にはソファを置きたいけどどうしよう。と悩んでいる人もいるのでは?

中大型犬の場合はソファを買ってもボロボロにされてしまうという悩みがありますが、小型犬の家庭はソファのダメージもありますがそれよりも、飛び降りによる膝、腰の負担が心配になると思います。 今回はソファの汚れやワンちゃんの膝、腰の負担を考えた、ソファ選びのポイントをご紹介します。

その1.座面高は35cm以下

座面高とは床からソファのクッションまで含めた高さになりますが、一般的な形のソファだと大体35cm以上あります。例えば 山善(YAMAZEN) 2人掛け ソファー 肘付き ダークブラウン KDA-120(DBR3)

これは山善(YAMAZEN) 2人掛けソファーでよくある形ですが、座面高は”38㎝”。 もちろんこの高さで飛び降りしても筋肉がしっかりしていれば大丈夫だったりしますが、30㎝程度の高さでも着地を失敗して骨折するケースもよくあるので、38㎝となると結構高いと感じます。

体重が2kg程度の小さいワンちゃんだとこの形のソファは怖いかも。

個人的な感覚になりますが、座面高は35㎝以下のローソファーの方が安心です。ローソファーは脚のないタイプなら25㎝以下なので、筋肉の少ない小さいワンちゃんは脚のないローソファーが一番安心ですね。

その2.肘掛けのないソファを選ぶ

見落としがちなのが「肘掛け部分」 ワンちゃんはテンションが上がって走り回ると、肘掛けを踏み台にしてジャンプをしてしまう事があります。肘掛けは座面高+約20㎝の高さになるので、小型犬にとっては致命的な高さからの飛び降りになってしまいます。

その3.厚めのカーペットを敷く

硬いフローリングは着地の失敗の原因になりやすいので、ソファーの下に厚めのカーペットやラグマットを敷いてあげると、滑り止めになり着地時の膝、腰の負担が軽減されます。

厚いものは5㎝あったりするので、ローソファーと組み合わせれば着地時の心配はほぼなくなります。 ここまでは、ワンちゃんの安全を考えたソファの選び方で、次はソファの素材選びについて。

その4.素材は合成皮革または布カバーが交換できるタイプ

ワンちゃんはソファの上でホリホリしたり、ただ歩くだけでも爪が引っかかったりするので、どうしてもソファは痛みやすいです。 どうせボロボロになるしなあ、という事を前提にした素材選びが大切です。 合成皮革と布カバーはどちらもメリット、デメリットがあります。

  • 合成皮革 → 撥水性があり毛もつかないのでお手入れが楽。ただし、ソファのキズは目立つし革が破れる事も。
  • 布カバー → 毛がつきやすく、汚れやすいが、布カバーは洗ったり交換してしまえば綺麗になる。

ポメラニアンのように抜け毛が多い犬種の場合は、合成皮革の方が良さそうですが、見た目の好みの問題になるかと。 他にもソファは合成皮革にして、その上にカバーをかけて使うという方法もあります。ボロボロになったり、表面が破れたら買い換えるつもりなら、そのまま使っても全然問題ありません。

本革/天然皮革

ソファの素材としては高価な本革/天然皮革もあります。 合成皮革と違い丈夫なので、小型犬がホリホリしたところで簡単には破れません。また経年劣化が良い味が出たりします。ただ、お手入れとしては合成皮革のように買い替え前提とはいかず、オイルを塗り込む事を考えると、手間は増えます。

高いソファだから絶対に犬に傷つけられたくない!!という方は「ソファに登らないようにしつけるか、安いソファ」で妥協しましょう!

値段は気にしないお洒落で素敵なローソファー

イソラのお店でもソファを置くことを考えているので、色々調べていますが、僕の好みはダントツでMASTERWALです。 座面高が低いソファとして有名なMASTERWALですが、その中でもMORELESS SOFAが個人的に一番好みです。

座面高はクッション部分を含めて32㎝。肘掛なし!オーク材のタイプもあり! 木材は完全に個人的な部分ですが、「脚のない床にピッタリくっつくローソファーは嫌だから、脚があって犬にも優しい高級ソファがいい」という方には候補の一つになると思います。

まとめ

以上ですが、参考になりましたでしょうか?

こんな高さから!??というような高さでも着地に失敗すると骨折をしてしまう事があるので、ソファの設置は色々と考える部分が多いです。

“ソファを置かない”というのが犬にとっては安全ですが、リスクを分かった上でソファを調べている飼い主さんならそれほど心配はないのかなと思います。

ソファを傷つけたくないという方はソファに登らないようにしつける事も出来ます。 自分からソファに登ろうとするタイミングで止めさせて、こちらが許可した時だけ抱っこをしてソファにあげてあげる。 根気はいりますが、単純にコレを繰り返すだけでソファには登らなくなります。

ただ、ご家族がいる場合は全員が徹底しなければならないので、難易度は高いかもしれません。一人が甘やかしたらどうしようもないのでw

小型犬がいるから本当はソファを置きたいけど諦めているという方は、やり方を考えてみてはいかがでしょうか?

膝蓋骨脱臼と骨折の問題

膝蓋骨脱臼は、膝のお皿の部分の骨(膝蓋骨)が内側もしくは外側に脱臼してしまう疾患です。外傷により起こることもありますが、先天的な遺伝によって起こることが多くあります。

ベッドやソファから飛び降りた時など、着地のジャンプ・急な方向転換・段差の降りで膝に負担が増えることで症状が進行する可能性もあります。

もう一つが骨折で「ソファーやベッドから飛び降りた時、ジャンプでの着地の失敗、飼い主さんが抱っこをしていて落としてしまった」家庭で起こる骨折の原因として主なものがこれらですが、小型犬の場合は30cm程度の高さでも十分骨折の可能性があるんですよね。

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