パグ

  • 英語表記 Pug
  • 原産国 中国
  • サイズ 小型犬
  • グループ 9G 愛玩犬
  • 体高 25cm~28cm
  • 体重 6kg~9kg
  • シワのある平らな顔が特徴的なパグ。中国の古くからの愛玩犬が、ヨーロッパに持ち込まれた犬種です。17世紀にオランダに渡ったと言われています。犬種名のPUG(パグ)はラテン語のpugnus(握りこぶし)から来ています。頭部の形が握りこぶしに似ているところから、そう名づけられたと伝えられています。 シワのある平らな顔、大きな目、つぶれた鼻などが特徴です。ひょうきんで愛着があり、遊び好きで、社交的です。興奮すると止まらないようなところもあります。

    パグの歴史

    中国原産の犬で、その起源は古く紀元前400年前までさかのぼります。チベットの寺院でペットとして飼われていた、あるいは中国皇室で魔除けの犬として飼われていたと言われます。

    16世紀に東インド会社の船乗りによって中国からヨーロッパに持ちこまれ、上流階級でもてはやされる犬種になりましたが、それ以降は人気が衰えていきました。そして、再び人気が出てその頭数が増え始めたのは、アメリカに輸入されてからでした。

    名前の由来には2つの説があって、額に深くシワが刻まれている独特の愛嬌のある顔立ちで、「パグ」という名前の由来がラテン語のにぎりこぶし「パグナス」から来ているという説が一つで、この容姿に当てはまります。

    もう一つは中国では、パグの額にあるしわが漢字の「皇」に似ていることから、それを「皇の印」と呼んでいました。中国ではこの犬のことを「覇向(パークゥ)」、「いびきをかいて寝る犬」と呼んでいたのが、名前の由来だという説もあります。

    ドイツではパグの表情「しかめっ面」の意味で「モブス」と呼ばれ、オランダではパグが鼻をブーブー鳴らす習性から「モブス・フント=おどけた犬」と呼ばれていました。

    ちなみに、18世紀にヨーロッパで流行した猿のマーモセットはその風貌がパグに似ていたので、パグモンキーと呼ばれたという話も残っています。 パグは容姿の特徴からブタのようにフゴフゴ鼻を鳴らして人とのコミュニケーションを上手にとったり、眠るとグーグーいびきをかいたりと、飼えば飼うほどおもしろ味が出る犬と言われます。

    パグ好きの飼い主さんを見ていると本当にパグの容姿が好きなんだなと感じます。 飼い主に忠実で、いつも陽気で機嫌がよく、子供ともよく遊べます。自尊心は比較的高いのですが、おとなしい性格でしんぼう強く、順応性もある犬種です。

    パグのサイズ及び外観

    • オス、メスともに体高は25~28㎝、体重は6~8kg
    • 頭部はどっしりとして大きく、わずかにアーチを描く頸は太い。
    • マズルは黒く、額には深いシワがよっている。
    • 暗色の眼は大きく丸くやさしい表情をしている。
    • 鼻筋は短く、色はブラック。
    • 口吻は短く四角い。
    • 歯のかみ合わせは受け口(アンダーショット)
    • 頭部の高い位置についている耳は小さく薄く、ボタン耳とローズ耳の2タイプ。
    • 胸は幅広く、筋肉がよく発達し、体長は短い。
    • 前肢はまっすぐで非常に丈夫、後肢は筋肉がよく発達している。
    • 尾はしっかり、かたく二重に巻いている

    パグの被毛とお手入れ

    コートは柔らかく、短く密生しています。毛色はブラック、シルバー、フォーン、アプリコット・フォーン。フォーンは後頭部から尾まで黒い線があり、「パグのトレース」と呼ばれています。

    顔の周辺は黒です。 パグは毛色によって抜け毛の量が違います。黒パグはシングルコート(たまにダブルコートのコいます)でそれ以外の毛色はダブルコートとされているので、黒パグのみ抜け毛が少なく、他の毛色は短毛でも抜け毛がとても多い犬種です。

    普段のお手入れはブラッシングで抜け毛やホコリを取り、被毛の手触りが悪くなったり汚れが気になったら入浴させます。 ブラッシングのアイテムとしてはラバーブラシ(抜け毛処理、マッサージ用)と獣毛ブラシ(艶出し)がオススメです。

    耳の中や顔のシワの間に皮脂汚れがたまりやすく、雑菌の繁殖から皮膚炎を起こすことがあります。耳はコットンにイヤーローションをつけて指で軽く拭いてあげましょう。

    ウエットフードを食べた後は汁気や食べかすがシワに入り込んでいることがありますので、食後はタオルなどで拭いてあげると清潔が保てます。シワの間は特に臭いやすくなる部分です。 耳の中やシワの間は乾きにくいので、シャンプー後や雨に濡れてしまった時は布で拭いてしっかり乾かしてあげてください。

    パグの健康管理となりやすい病気

    健康であれば、手のかからない、飼いやすい犬種です。特徴のある顔立ちから目、鼻、喉(呼吸器)のトラブルを起こしやすい傾向があります。遺伝性の口唇裂、口蓋裂、とくに鼻の周囲のシワに出来やすい間擦疹などもあります。色素性角膜炎などの眼疾患、アトピーもよくみられます。

    • 鼻孔狭窄
    • 軟口蓋過長症
    • 眼疾患
    • 熱中症
    • 皮膚疾患(皮膚炎)
    • 膝蓋骨脱臼
    • 股関節形成不全
    • てんかん

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です